C.W.D.House
古着歴は約30年。キャンプ等で実用となるアウトドア(ヘビアイ)系を中心に、主にコットン/ウール/ダウンといった自然素材を使ったビンテージ古着を趣味で集めています。とくにお気に入りのコレクションを時々投稿していきたいと思います。ブランドではEddie Bauer、L.L.Bean、Sierra Designsがお気に入り。
ブレイズオレンジが普及する前の真っ赤なハンティング・ベスト
推定1940年代製のエディ・バウアーのハンティング・ベストです。黒地に銀色の筆記体でEddie、ブロック体でBAUERが入ったシンプルなこのタグは、30年代後期から40年代前期ごろの製品に使われていたものと思われます。日の出タグ以前の古いタグが付いたビンテージのエディ・バウアーは極端にタマ数が少なく、年代判定に意外と苦労します。表面を軽く起毛したライトウェイトなコットン・キャンバス製で、ピーチスキンのようなしなやかで優しい肌触りです。白のステッチがちょっとしたアクセントになっています。ポケットはフロントにボタンどめのフラップ付きが3個あり、バックにはドットボタンどめフラップ付きの大型のゲームポケットが装備されています。このゲームポケットはちょっと変わっていて、フラップを開けなくても右上のほうから内部にアクセスできるようなっているほか、裾にある2か所のドットボタンを外すことで、ポケットのマチが拡がり、容量を増やせるようになっています。このドットボタンのカバーは黒の艶消し塗装で、”Eddie BAUER Seattle”の刻印が入っています。左胸ポケットの内側にはユニオンチケットと思われる小布がZステッチで縫い付けてありますが、残念ながらほとんど消えてしまっています。ハンティング用の衣料には、誤射防止のためのブレイズオレンジのカラーリングが施された製品が多いのですが、このベストはブレイズオレンジが普及する前の製品なので、目立つように真っ赤なカラーリングが採用されています。酷使されることが多いハンティング用のクロージングとしては、この個体はダメージが少なく、ボタンもすべて揃っており、良好なコンディションを維持しています。
ブレイズオレンジが普及する前の真っ赤なハンティング・ベスト
1940s Eddie Bauer Hunting Vest
フィルソンが創業100周年記念で限定販売
Filson 100th Anniversary Oil Finish Tin Cap
90年代、パタゴニアが森林保護を訴えて特別にリリースしたオーガニック・コットンTシャツ
90s Patagonia Forest Fundraising T-Shirt
雰囲気◎ 胸ポケにこだわったChippewaのウール・シャツジャケット
1950s Chippewa wool shirt jacket
フィッシング・ベストと言えばコロンビア、の初期モデル
1960s Columbia Sportswear fishing vest